こどもYoutuber
3歳の息子からiPadを取り上げた。
際限なくYoutubeを見てしまうからだ。
時間や「あと〇個みたら終わり」と約束をしても、守れないことが続き、
このままでは「約束は守らなくてもいいものなんじゃないか」と認識し始めそうな予感がしたため
強制的にとりあげ、子供の手の届かないところに収納した。
あわせて、自分も家の中ではiPhoneを触らないことを宣言した。
普段、自分の帰りが遅く次男もまだ小さいため
長男がiPadに熱中していると、実際、妻は助かるのである。
が、iPadを取り上げると禁断症状に似た抵抗の仕方をするのを見て
このままではやばいと思い、iPad禁止令に至った。
しばらく妻にも頑張ってもらわなければいけないが、、、
いずれにしても、iPadよりも熱中できるエンターテインメントを
息子に提供できていなかったことを問題と認識しなければいけない。
自分は大いに反省しなければいけない。
で、
息子がハマっているYoutubeの動画というのが
「プラレール等のおもちゃを紹介する動画」なのだが、
子どもたちにとっては人気コンテンツのようで
それぞれ結構な視聴者数を集めている。
きっとそこそこのアフィリエイト収入があるのではないか。
大別するといくつかのパターンがある。
①副業パターン:大人が顔出しナシでおもちゃを紹介する
②売名パターン:芸能人がおもちゃを紹介する
③親バカパターン:大人が自分の子供を使いおもちゃをレビューさせる
①、②は完全にアフィリエイト収入やプロモーションといったビジネスの匂いがするのでむしろ清清しい。文句を言えるのは玩具メーカーくらいなものだろう。
問題は③だ。
問題点(1)ネットの怖さも何も知らない子供の顔や姿を、勝手にさらしていいのか
問題点(2)我が子をコンテンツとして見る親の目線はいかがなものか
問題点(3)おもちゃ買い与えすぎ。どんな子に育つのか
(1)に関しては、杞憂であってほしいが、世のヘンタイと呼ばれる大人が目をつけて事件のきっかけになったりしないか、と言った心配。思春期になった時に小屋を恨んだりもしないかなとも思う。
(2)は、物にもよるが、我が子をアフィリエイト収入のための駒の一つとして見ているような親がいるのではないか、という心配。唖然としたのが、娘に水着を着せて風呂用おもちゃを遊ばせる動画を平気でアップする神経。
大体の場合、親は顔や姿、声すらも晒すことはない。安全な場所から子供を労使し、収入を得ているという構図が、生理的に受け入れがたい。
最後の(3)だが、そこそこアフィリエイトで収入があるのからか、どんどん新しいおもちゃを買い与えては、新しい作品をアップしている。チャンネルにコンテンツが貯まれば視聴者も増えるのだろう。好循環を生み出しているようだ。
この一事を持って「おもちゃ与えすぎ!教育上良くない!」などというつもりはないが、人類の歴史上最もおもちゃを買い与えられたであろう子供は一体どんな成長をするのだろうか、すこし考えてしまう。
もしかしたら時を経て世界を驚愕させるようなものすごいおもちゃクリエイターになっているかもしれないけれど。